断熱効果が高い
桐は熱伝導度が小さく、炎にあった場合も、表面が炭化すればその後は熱気を通しにくくなり、内部から火を保護する性能が大きい。
金庫内箱などに使用されるのはそのためです。
優れた断熱性能により、室内の温度が外気に左右されにくいため、冷暖房費が軽減される効果もあります。
桐の熱伝導度【桐材は物理的性質】
社団法人日本木材加工技術協会編「材質一覧表」より抜粋
樹種 | 熱伝導率(Kcal/m.h.c) | 樹種 | 熱伝導率(Kcal/m.h.c) |
---|---|---|---|
スギ | 0.075 | キリ | 0.063 |
トドマツ | 0.077 | カツラ | 0.091 |
モミ | 0.082 | シオジ | 0.096 |
ヒノキ | 0.082 | ヤチダモ | 0.099 |
ヒバ | 0.084 | クリ | 0.108 |
燃えにくいもう一つの特徴
桐は他の木材に比べ、着火点、発火点が高いため燃えにくいです。
※木材に火がつく温度を着火点、炎となって燃え出す温度を発火点と呼びます。
※木材に火がつく温度を着火点、炎となって燃え出す温度を発火点と呼びます。
着火点 | スギ→180度 |
---|---|
桐→270度 | |
発火点 | 桐→475度 |
防腐・防虫・殺虫効果に優れています
桐は昔から大切な衣類・掛軸等の収納に最適な素材として使われています。
桐に含まれる、タンニン、バウロミン・セサミン・キシリトールなどがその要因といわれています。