新聞連載「木の住まい塾」「だれでも安くて良い家を建てたいというのが共通の願いであり、住宅は人生で一番大きな買い物です。失敗しない、後悔しないためにはよく勉強することが必要。そして勉強で得た知識を自身が真実であると受け入れること。つまり確信を持てるか―ということです」と井川社長。

また家を建てる目的については「幸せな家庭生活が長続きできる場所の確保」だという。それは分かりやすく言えば「人も住まいも丈夫で長持ちし、家族の命や健康を守ることができること。阪神淡路大震災では約8割の人が家の下敷きになってしまったといわれています。また体に悪い資材を使いシックハウス症候群になったり、アレルギーを起こすカビ、ダニが発生して健康を損なってしまう事実もあります。そうならない家を造ることが大事です」。

出典:ラジオテレビニッポン(ラジオ日々新聞社)にて

井川社長はわが国を代表する経済人である故・松下幸之助氏がラジオ番組(昭和41年、ラジオテレビニッポン・ラジオ日日新聞社)の中で述べた「住まいは人間形成の道場」と題する言葉に家造りのすべてが凝縮されているという。松下氏はその中で「孟子の言葉に『居は気をうつす』というのがある。つまり住まいというものは、そこに住む人の心を変化させ、ひとつの性格を形づくる力を持っているという意味である。(以下要約)人間は幼い時から日々の生活習慣を通じて物事を学び、感化を受けていく。その生活習慣の中心が住まいであり、住まいというものは人間形成に大きな影響を与えるものだと思う。したがって私は単に雨露がしのげるというものではなく人間を練り鍛える道場、人格の成長をはかる場所という観点からこれを重視するとともに細心の注意を持って住まい造りを心がけなければならないと思っている」と述べている。

つまり家というのは家族が安心して暮らせ、心身が安らぎ、明日への英知、力を養うことができる場所でなければならないということだ。そういう住まいを造るためにはどうしたらよいのか、木の専門家である井川社長を講師に次回から具体的にいろいろ紹介していきたいと思う。

22-23日の両日には東京・有明のビッグサイトで「ナイスわくわくフェア―住まいの構造改革」が開かれ、関東の有力工務店など約 300社が参加、3万人余が来場した。伊豆木材市場も初出展し、井川社長が「木の住まい塾」の講義を行い、これから住宅を建てたいと考えている500人ほどが本当に良い家とは―の話に熱心に耳を傾けた。